『国家の品格』
昨日、2年間乗らずに放置していた原付バイクを売却しました。買取業者に来てもらい、査定してもらって、引き取ってもらいました。
私は、持っていってもらえるなら、お金はいくらでもいいと思っていたのですが、査定の仕方が非常に奇妙な感じがした。
ノートパソコンから、買取業者が過去の買取価格データを溜め込んだデータベースにアクセスして、その中に自分のバイクのデータを入力すると査定価格がパソコンに表示されてくるのです。
納得性が高いような高くないような。有無を言わさんシステムだなと。
今ベストセラーの『国家の品格』を読んでいます。近代産業革命後、『論理』が全ての解決策をもたらすと思われているが、そうではないと書かれていた。論理には、論理の出発点が必要だが、出発点に何を選ぶかは直観なのです。確かにそうだな~、と感じていたところだったので、このバイク買取業者のやりかたがお
かしかった。
誰も文句が言えないようなシステムにしようと苦慮した上でのことなんでしょうけど、言えないというよりは、文句を言う気がおこらないシステムだよね…。
そこへ、うちの母親登場。『え?そんな安いの?もっと上げてよ。あと二千円上げてくれたら、お兄さんのところでお願いするわ。』結局、そのとおりとなり、その場でバイクを引き取ってもらいました。
かくして、論理に直観は勝ったのでありました。
関連記事